050付きIP電話4社を比較してみました。

 

MVNOが爆発的にシェアを伸ばしています。
格安スマホ(sim)の普及で050から始まるIP電話が注目され始めました。

通話SIMを契約しているなら問題ないですが、データsimの契約だけしてる人には欲しいアプリです。

仕事で使うなら通常の通話できるスマホが必須ですが、子供や正社員ではないパート、そして主婦ならばIP電話で十分です。
せっかく格安スマホにしたのに通話simで契約するとデータsimより月額料金が約700円ほど高くなります。
一人ならまだしも、家族で4台だと月に3000円ばかり変わってきます。
しかも、格安スマホは通話料が高いので、更に月額料金が乗ってきます。
参考までに30秒20円が相場です。

そこで050から始まるIP電話です。

050から始まる番号ではありますが、ちゃんと自分の電話番号が貰えます。
090の通話simとの違いは、通話回線ではなく、データ回線で、もしもしする事です。
それはつまり、込みあってると話辛いシーンがあるという事です。
どんなもんか試したい人は、LINEで無料通話すれば、だいたい把握できます。
LINEの無料通話もip電話です。
家族や友達と話す分には十分と言えるでしょう。
昔のようにしょっちゅう切れたり応答がないなどはほぼ解消されています。
大学生の息子に050のIP電話のみ持たせてますが、支障なくバイト先などとも連絡できています。
正社員で仕事関係の場合は流石に090を推奨しますが、そうでない場合は050で問題ないです。

ただ、110などの緊急通報などが出来ないデメリットもあります。
しかしそれは当記事の下の方に記している方法で解消できるので心配無用です。

050の電話番号付きのアプリにはsms付きデータsimの契約が必須です。
一番安いデータ通信のみの契約では使用できません。
たいていのMVNOの会社では、「通話sim」「sms付きデータsim」「データsim」の3タイプから選べます。
相場として、データsimのみの契約に対して、通話simが700円、sms付きデータsimが100~200円高めの設定になっています。

以上が前提です。
IP電話の各社比較を目的にきた人はお待たせしました。
ここから肝に入ります。

ip電話を扱うアプリは数多く出てきましたが、どこもドングリの背比べです。
そのドングリの中でも、使いやすい、設備を整えてる、やるきがあり改善されていくであろう3社と通常の090通話を比較します。

LaLa Call(ララコール)

050 plus

Viber(バイパー)

SMARTalk(IP-Phone SMART)

通常の通話sim

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ip電話の通話品質を比較

当たり前ですが通常の通話simが圧勝です。
着信の安定は比較になりません。
IP電話は多少の遅延やイヤホンマイクとの相性でのハウリングは覚悟して下さい。
ネット環境ににも大きく左右されます。
着信してしまえば、紹介している4つのIP電話は普通に話せるレベルです。
問題はちゃんと発着信するかなんです。
発信側のネット環境と着信側のネット環境の双方がそれなりのレベルじゃないと繋がるのは厳しいです。
なので、アプリの問題ではなく、契約してるMVNOによって変わるとも言えます。
マイネオとLaLa Callはタッグを組んでますので、マイネオ契約のLaLa Callならカウントフリーで常に高速通信になります。
同じく、ocnモバイルが050 plusとは一族なので、ocnモバイル契約で050 plusならカウントフリーで常に高速通信になります。
とはいえ、LINEの無料通話で試せば分かりますが、繋がりさえすれば意外と低速でも話せます。
通話だと高速通信のイメージが強いのですが、着信さえすれば低速でも普通に話せます。
データをそれほど食わないので、マイネオやocnがサービスでカウントフリーにできるわけです。

Viberも楽天に吸収されたグループの一つですが、今のことろ紹介キャンペーンで楽天ポイントが付与される程度しかメリットがないです。
SMARTalkとViberは楽天が親会社同士ですがそういう意味ではメリットはありません。
Viberは他の3つと違い、ほぼLINEと同じタイプなので、扱いが違うのかもしれません。

呼び出し音設定できるのか

どこも同じように設定をいじれます。
LINE通話の最大の欠点が、あの呼び出し音になります。
あのファンシーなBGMでは常にスマホ警戒してるスマラーしか着信に気がつきません。
ですが、今回取り上げてるip電話はプリセットはもちろん、DLした音源を自由に着信音にできます。
ここでは差がないです。
さすが選ばれし四銃士だけあります。
基本的に、甲高い電子音のが着信を見逃すというか聞き逃す確率は低いと個人的に思います。

050からの通話料金を比較

SMARTalkの通話料金

どこにかても30秒8円です。
とってもシンプル!
通話料金は後払いとなります。
SMARTalk同士は無料です。家族全員に入れれば家族間無料通話の完成です。

050 plusの通話料金

国内の一般加入電話へ  3分8円(税込8.8円)
国内の携帯電話へ    1分16円(税込17.6円)
050 plus同士は無料です。家族全員に入れれば家族間無料通話の完成です。
また、OCNドットフォンはじめ無料通話先プロバイダの050IP電話も多数あります。
詳細はこちらの公式サイトで確認して下さい
通話料金は後払いとなります。

LaLa Callの通話料金

国内の一般加入電話へ  3分・8円
国内の携帯電話へ    30秒・8円
LaLa Call同士は無料です。家族全員に入れれば家族間無料通話の完成です。
また、eo光電話をはじめ、無料通話先のプロバイダの050IP電話も多数あります。
詳細はこちらの公式サイトで確認して下さい。
通話料金は後払いとなります。

Viberの通話料金

国内の一般加入電話へ  3分・9セント(9,8円)為替により変動
国内の携帯電話へ    1分・9,8セント(10,8円)為替により変動
Viber同士は無料です。家族全員に入れれば家族間無料通話の完成です。

通話料金は先払いチャージ制となります。
(アカウントの残高が $2 (米ドル) 以下になった場合、自動的にクレジットをアカウントに補充する設定もできます)
先払いシステムなのでクレジットカードの登録が不要であり、コンビニ等でグーグルプレイを買って登録するだけです。

通常の通話simの通話料金

国内通話料 30秒・20円(1分・40円)
楽天電話アプリやG-Callアプリを経由させると半額にできます。
マイネオ電話という同じように通話sim通話料金を半額にするアプリも出ました。
マイネオとの相性は抜群のようです。
詳しくは下記記事をどうぞ!

格安sim(格安スマホ)で通話料金を安くする方法
楽天でんわ、マイネオでんわを使って、通話料金を半額にしてしまいましょう。 格安スマホ(sim)に限らず、ドコモやau、ソフトバンクと契約してる人でも安くなるヒントがあります。

通話料金は後払いとなります。

通話料比較まとめ

通話simはやはり高品質、だけあって高いです。
ipはどこも似たようなものですが、Viberだけ経路というか毛色が違います。
また、Viberはクレカを所持してなくても使えるという特性があります。
SMARTalkも同じく楽天系列の為か、クレジットカードじゃなくデビッドカードも使用できます。

月々の使用料金を比較

SMARTalkの月額料金は無料

月額料金が無料な上に、加入時に100円の無料通話がついてきます!
入り口はラッキーなのですが、12ヶ月料金が請求無し状態だと解約される恐れがあります。
また、二週間以上使用が全くないと、ブッシュ通知が立ち上がらなくなり受信できない状態になったりします。
これは手動でアプリを動かせば復活しますが、滅多に使わない人には困った仕様ではあります。

Viberの月額料金は無料

月額も無料通話も無料ですが、050電話する為にはあらかじめ課金しておく必要があります。
そして課金してる分しか話せません。

2017年6月からチャージしてからの有効期限が180日になりました。
有効期限を過ぎると残りのクレジットは凍結されるという非常に寒い仕様です。
180日以内に消化できる額だけチャージしましょう。
とはいえ、WebサイトのViber Outアカウントにアクセスすれば凍結を解除できます。
無料電話アプリViberの使い方と注意点(2018)
raktenviber(楽天バイバー)アプリの使い方や、導入方法、気をつけるべき点など。viberoutの使い方や通話料金、チャージ方法など。

LaLa Callは月108円

月額100円かかります。
通話しようとしまいと最低110円(税込み)はかかります。
マイネオ契約者やeo契約者ならば、通話料金が100円サービスになるので、実質無料となります。

LaLa Call(ララコール)の使い方、メリット・デメリット【2018】
LaLa Call(ララコール)のメリットやデメリット、音質、ブッシュ通知の性能、着信音などの機能など解説しています。月額利用料を無料にする方法や、家族間通話無料の方法なども書いています。

050 plusは月330円

通話しようとしまいと最低330円(税込み)はかかります。
ですが、ocnモバイル契約の通話simならば、0円です。
そう、通話simならば!
通話simなら意味ねーじゃんと思うのですが、サブの電話番号として使ってる人が多いようです。
プライベートや090の電話番号を教えたくない場合などで活躍するようです。

通話simでも半額の150円(税抜き)になりました。
無料だと使わないけど、とりあえず入れておくか勢が多くなり、負担が大きいのに気が付いたようです。
なので契約がデータsimでも通話simでも半額になります。
サービスで無料になる値段が高い分、マイネオよりocnがお得ば気がします。
気がしますが、もともと高いだけでした。
ocnモバイルならば、選択肢の一つとして一考ものです。

OCNモバイルのメリットとデメリットをまとめました
格安スマホのocnモバイルoneの詳細や比較を書いています。どう使えばお得なのか、どんな人が使うとお得になるのか等、ocnモバイルを検討してる方は是非一読下さい。

通常の通話simは約700円

データsimよりだいたい700円高くなります。
月額700円と考えていいでしょう。
そこから通話料金が乗ってくるイメージです。

相手に番号は通知されるのか

紹介してるアプリ全てが050で表示されます。
あらかじめ相手に自分の電話番号と伝えておけばいいでしょう。
設定によっては非表示にもできます。

ip電話アプリを常にバックグラウンド起動しておかないとダメなのか

紹介してるアプリ全てがブッシュ通知に対応しています。
アプリをバックグラウンドで起動していなくとも、着信があれば自動で立ち上がり、着信音を発します。
低速通信設定だとバックグラウンドで動いてないと起動しない場合があります。
常に高速通信になる「050 plus&ocn」「マイネオ&LaLa Call」のタッグがここで生きてきます。

普通の電話よりは腰が重いので立ち上がりに電波状況により数秒かかります。
この数秒の間も相手には呼び出し音が鳴り続けています。

つまり、あなたが着信と同時に反応したつもりでも、相手にしたら5コール目にしてやっと出たという時差が生じます。

常にバックグラウンドで24時間働かせていれば、この時差はかなり短縮されますが、電池の減りも早くなります。

このへんは人間と同じですね。
万が一に備えて万全の体制を常にしいて緊張状態でいると寿命が削られますが、出来る奴にはなれます。
このあたりはあなたの端末と相談して決めて下さいsiriならばきっといい案を出してくれるでしょう。

また、上にも書きましたがSMARTalkは2週間以上起動が無いと、プッシュサーバへの登録がタイムアウトし、着信ができなくなります。

音質など

流石に090などの通話には劣ります。
多少なりとも遅延も発生します。
会話ならたいして気にならないレベルではあります。
どれぐらい遅延してるかは、二人で歌をハモって見ればわかります。
自分はばっちしハモってるつもりでも、相手からは1秒あるかないかという程度ですが、歌ってる時に相手が少し遅れた声で合わしてきますので、遅延状況がよく分かります。

4社比較まとめ

050PLUS
月額料金
300円(税抜き)
※OCNモバイルONE音声対応SIM契約者は無料、データ通信専用SIM契約者は半額

国内通話料金
携帯電話:16円 / 1分(税抜)
固定電話:8円 / 3分(税抜)

特徴
050 plusはNTTの運営なので、安心感もあり、緊急通話に対応するのが一番早いと思われます。
その分、月額利用料は高いです。
NTTグループとしてocnモバイルとセット割引きが適用されます。
通話品質、繋がりやすさは050IP電話ではTOPクラスであり、常に改良されています。

LALACALL
月額料金
100円
※mineo(マイネオ)もしくはeo契約で毎月の通話料から100円サービスされるので、実質無料です。

国内通話料金
携帯電話:18円 / 1分(税抜)
固定電話:8円 / 3分(税抜)

特徴
auと同じくケイ・オプティコムが運営してるので安心です。
月額料も安く、改善、改良にもの凄く熱意を感じます。
通話品質はもちろん、繋がりやすさも常に改良されていますので、お勧めです。
アプリもHPも一番分かりやすくできています。

SMARTalk
月額料金
無料です!
※初回入会時に通話料100円サービスされます!

国内通話料金
携帯電話:8円 / 30秒(税抜)
固定電話:8円 / 30秒(税抜)

特徴
親会社が楽天なので変なとこじゃなく安心です。
頻繁に使うならシンプルで使い易いですが、使わない月は全然使わなかったり、まあ使わないけど無料だし登録だけしとくかというスタンスの人には向いてません。
12ヶ月請求が発生しないと勝手に解約されたりしますし、2週間未使用でブッシュ通知がコールドスリープしちゃうからです。
楽天的にはViber推しなのか、楽天のスマホを購入するとViberアプリが入ってたりViberを薦めてきますが、SMARTalkはすっかり放置な雰囲気です。なので昔は良かったのですが、今はあまりお勧めしません。
ただ無料で使える050電話の中では良い部類です。
無料に拘るならこれでしょうか。

Viber
050付きのものを正式にはViberoutといいます。

月額料金
無料

国内通話料金
携帯電話:1分・9,8セント(10,8円)為替により変動
固定電話:3分・9セント(9,8円)為替により変動

特徴
一番安いです。
月額料金も無料ですので、滅多に使わないけど、何かの時に電話番号は欲しい人や、ほぼ受けるばっかりの人に激しくお勧めします

通話料に楽天ポイントも付与されるので、楽天マニアでもお勧めです。
楽天モバイルで端末セット購入するとVibeを始めるという謎アプリがプリインストールされてたりします。

HPやシステムは外国式のもそのまま超翻訳したようで一番ややこしく、分かりにくいです。
直感で操作できるのでいいようなものですが、上の二つに比べていまいちやる気を感じません。
Viberは簡単ですが、Viberout設定で手こずった記憶があります。

 

050IP電話で気をつける事

通話simと違い、緊急通話や短縮ダイヤルに繋がりません。
緊急通話とはすなわち、110(警察)119(救急車)118(海上保安庁)などです。
緊急の場合は通話simで連絡するか、他者に頼みましょう。緊急なので断ってはこないはずです。
一人しかいなくて通話simがないなら自力で緊急事態に対応して下さい。
対応策としてはあらかじめ、近隣の警察署や消防署の電話番号を登録しておく事です。
110などには繋がりませんが、最寄の警察署の電話番号は普通の電話番号なので繋がります。
詳しくは下記の記事で。

格安スマホ(格安sim)を買ったら、すべき事
キャリアとの契約と違い、格安スマホ(格安sim)ではいろいろと不利な部分もあります。 そこを補っておきましょう。 よく知られてるとろでは、警察や救急車などの緊急通話やアラートが鳴らないなどあります。 それらも心配無用です。 ...

ネット回線が激遅い時は不通も覚悟せねばなりません。
050番号は誰でも取得できるわけではなく、通話品質などの基準を満たした事業者だけが取得できるので、そこまで酷くならないとは思いますが。

これらを含めて使用できる人、もしくはサブ番号で使う人にとって、とてもいいツールだと思います!

連絡帳のデータ等吸われない無料通話アプリがいい人はこちらもどうぞ。

使い捨てできる無料通話アプリ【skyphone】
電話番号を使い捨て感覚で仕様できる無料通話アプリ。導入しても連絡帳を同期しないのでデータは吸われないし、メール登録など不要で、インストールするだけで使えます。取得した電話番号は簡単に変更できるので、気軽に通話先を教えたりできるアプリです。

これならばガチでデータsimだけの契約でいけます。
家族間無料通話がしたいなら、こっちの方がいいでしょう。
sms付きデータsimじゃなくとも使えます!
LINEなど不要な子供に持たせるならコレです。
ただし、LINEと同じでskyphoneというアプリ同士でしか通話できません。

また昨今じわじわと流行ってきたスマートウォッチの着信お知らせがIP電話だと対応してません。
LINEやメールなどのSNS着信は格安simだろうとちゃんと手首にビビッと伝えてくれます。
まあこれは別にスマートウォッチを巻かない世代なら関係ないですが。

スマートウォッチは便利でお洒落で健康にしてくれます
スマートウォッチやスマートブレスレットというものが流行り始めています。いわゆるアップルウォッチのようなものですが、安いので3000円程度になっています。これがどういう機能があって、どう使えるものかを解説していきます。
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