高齢者が損しない保険会社との付き合い方

 

 

この記事でいう保険会社とは、国の保険とは違い、個人が任意で入る保険会社の事です。
別に入る義務はないのですが、誰でも何かしら入ってるものでしょう。

万が一に備えて。

保険に入っていれば、万が一に備えてるつもりにはなれます。

ですが万全の態勢ではないかもしれません。

保険会社も儲けなきゃ存在できない営利団体です。
できれば保険金を払いたくない!特にお年寄りは何かと病院にかかるし、ここの出費を抑えないと会社は赤字になる!

という図式があるのをまず把握して下さい。

それを踏まえて、

早くから終身保険をかけていた方なら万全だと思いますが、一度、契約内容を確かめて下さい。

65歳から保障が変わりますというような文言が小さい字で書かれてないですか?
毎月の支払いは同じでも、ある年齢に達すると入院費用や一時金が大幅に下がる保険会社がよくあります。


引用元:全労災

全労災のように大きく明示されていればよく分かるのですが、保険会社によってはとても分かりにくい場所に書いてたりします。
なので一度確認してみましょう。

酷い詐欺保険になると掛け金だけ徴収して、提出書類が足りない証明書類が足りないとか理屈をこねて保険金を払わない事例があります。
特に高齢者相手に仕掛けてきます。

被害者の声を集めると、そういう詐欺みたいな保険会社は、ほぼ外資系を謡って聞いた事もないような名前の保険会社です。
そして、ほとんどの場合が電話の勧誘でした。

保険会社はやはり安心と実績が必要ですので、聞いた事もないような保険会社に毎月お金を払ってるなら、よくよく調べた方がいいです。

これは詐欺案件なので話を戻しますが、念のため、ご自身の保険をもう一度見直して下さい。

では高齢者はどのような保険がいいか考えていきましょう

何の保険に入るべきか

保険といっても、色んな種類があります。

医療保険だったり、生命保険だったりします。

高齢者の生活にダイレクトに関わってくるのが、医療費と死です。

さすがに高齢者となると気がついてる方が多いのですが、人間は必ず死にます。
その確率たるや、なんと100%です。
これは避けて通れません。

なのでまずは死亡保障から見ていきましょう。

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死亡保障について

これは何のためにあるかというと、働き盛りのお父さんが亡くなった時に、
妻や子供が路頭に迷わないよう、多額の保険金がおりるというものです。
命の代償なので、当然高額な保険金が用意されています。

さて高齢者の場合ですが、さすがに子育ては終わっているでしょう。
自分が死んだからといって、路頭に迷う家族がいないなら、必要ないともいえます。

配偶者には遺族年金が出ます。
遺族年金だけでは心もとないという方は、ある程度の貯蓄はしといて上げましょう。
死亡保障の掛け金が高額な場合、それを外して貯金に回すのもありです。
そもそも、保険とは突然の高額な出費に対して、そこまで貯蓄がない時の為のものです。
日々の生活費の為なら貯金してる方がいいでしょう。

医療保障について

これは日本の場合は必要ないかもしれません。
日本には他国とは比べられない手厚い制度があります。
詳しくは下記の記事で。

病院で自己負担がどの程度か知識を持っておく
病院に行きたいけど、手術などと言われても払えない! そういう心配はいりません。手術しようが入院しようが、払う限度額は決まっています。そんな様々な制度を簡易にまとめています。更に深く知りたい場合は他記事で書いていきますので、そちらを合わせて読んで下さい

病院で自己負担がどの程度か損しないよう知識を持っておこう
この記事では医療費の制度を広く浅く知ってもらいます。 別記事で一つ一つ詳しく優しく書いていきますが、まずは触りだけでも知識をつけましょう。 100%理解とはいきませんが、0と1では違いますし、当記事で10ぐらいは得られると思...

日本人の平均寿命が長いのは、これらの素晴らしい制度のおかげです。

ただ保険に入れば、入院費用などで助かりはします。
国の制度では個室だったり、食費などは適用されませんから。

気をつけてほしいのは、高齢者の場合、一回入院すると、また何度も入院を繰り返すケースが多いです。
そして民間の保険会社では、一回目の入院にしか対応してなかったり、入院してから半年以上あけないと対応しなかったりします。
これは手術一時金などにも言えます。

初回入院だとしても、60日までとか、100日までとか、保険金が出る入院期間を限定してるケースが凄く多いです。
契約書の下の方に、小さい字で書かれてます。

シニア保険の選び方

CMなどで、高齢者でも入れるという魅惑的な殺し文句をよく聞きます。
ですがそれは殺し文句。
何人もの諭吉さんが殺されてしまいます。

それでも何かしらの保険に入ってた方が安心というのもよく分かります。

そこで気をつけるべきは、名前の通ってる大手を選ぶ事。
決して勧誘電話からの保険に入ってはいけません。
たとえ条件がよくても、よければ尚のこと、詐欺の可能性が高いです!

入院期間中、何日まで保険金が出るのかもチェックして下さい。
できれば先進医療もほしいですね。これを付帯させても300円前後のはずです。
中には抗がん剤を使用する時用の保障などもあります。
どうしても副作用がきついですからね、カツラ代なども適用されるようです。

まとめ

まとめると、あまり必要ない気がします。
若い人ならともかく、高齢者になると国の補償が充実していますし、保険に回すお金を貯金や趣味、旅行代に回して余生を楽しみたいです。

高齢者の保険は、高額な上に保障が薄い場合が多く、コスパが非常に悪いです。
命の代償としての死亡保障ですら、これで葬式代にしなはれという額が多いです。
死後の事も大事ですが、あなたは生きてます。死んでない。
生きてる間に、動ける間に楽しんでもいいんじゃないでしょうか。

今まで艱難辛苦を乗り越えていろんな部位にガタがくるまで生きてきたんです。
葬式代を用意するに越したことはないですが、そんなの遺族に任せてもいいでしょう。
さんざん任されて負かされてきたんだし、勝ち逃げしましょうよ。
保険金に回すなら、たしょう贅沢してもいいかと思います。
ましてや詐欺会社にとられるなら余計に、そう思います。

あくまで個人的な考えですが!
保険をどうするかは個人で慎重に、身長にというか身の丈にあったものを考えて下さいね!

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