電動キックボードの販売がようやく国に認められて、予想以上に人気となっています。
が、一方で悪質な走行が目立ち、事故や違反が増えています。
違反です。
注意ではすみません。
電動キックボードを電動自転車と同じに考えて違反してる人が凄く多いです。
何も知らずに乗ってる人が多いという事です。
では違反せずに乗る為に、電動キックボードのルールを説明していきます。
今回の記事の目次
電動キックボードに免許証はいるのか
公道で乗るなら必要です。
電動キックボード専用の免許証はありません。
原動機付自転車の免許証が必要です。
海外なら免許証無しに乗れる国も多くありますが、厳格な日本では許されません。
警察に止められて免許証の提示を求められた時に、免許証が無いと無免許運転になります。
刑事罰と行政処分が下されてしまいます。
無免許運転をすると「3年以下の懲役または50万円以下の罰金」と重い刑事罰が下されますので、絶対にやめておきましょう。
原動機付自転車の免許証なら、ちゃんと勉強しておけば講習会など行かずに試験一日で取れますので、電動キックボードに乗りたいなら、ちゃんと免許証を取得しておきましょう。
電動キックボードに必要なもの
免許証があれば大丈夫かというと、そうではありません。
ヘルメット
電動キックボードは原動機付自転車扱いなので、ヘルメットの着用が義務付けられています。
髪型が崩れるから嫌だは通用しません。
ヘルメットをせずに走行していたら、誰がみても違反してると分かるので、警察がいたら即アウトです。
今はまだ検挙数は少ないですが、本腰を入れた時にノーヘル運転は違反してます叫びながら走行しているようなものです。
ナンバープレート
これも原動機付自転車扱いなので必須です。
ナンバープレートはまずは役所で申請します。
原付車両の車両ナンバー交付申請をしたいと言えば話が通りやすいです。
電動キックボードのナンバープレートが欲しいだと、昭和で思考が止まってる事務員に当たるとバッドイベントが発生しかねませんので、入口は原付車両の車両ナンバー交付申請でいきましょう。
費用としては1000円程度が必要です。
ここでの手続きにおいて、電動キックボードを購入した時の「販売証明書」が必要です。
これを発行してくれない店の電動キックボードはアイヤーという事になりかねないのでお勧めしません。
発行してもらわないと、ナンバーを交付されませんしね、購入前に必ず確認しましょう。
ナンバープレート付けるとダサいと思ってる人は古いです。
今はご当地プレートが数多く出てオシャレです!
コレはご当地ナンバーの一例です。
他にもたくさんありますオサレです。
自賠責保険
くどいようですが、電動キックボードは原動機付き自転車です。
保険だって入らないといけません。
自賠責保険は強制で入らないといけない保険です。
0.6kw以下の電動キックボードの保険料は、排気量125cc以下の分類が適用されるので、1年間で7500円です。
3万円程度の電動キックボードに対して7500円は高いなと感じるかもしれませんが、万が一事故を起こして加害者になった場合、賠償額によっては人生終わってしまいます。
まあ自賠責保険だと、死亡による損害を与えてしまった場合で最高3000万円、傷害による損害を与えてしまった場合は最高120万円の保険金ですので、場合によっては十分ではないかもしれませんが、当サイトを読み込んでちゃんとルールを守って走行しようとしてるモラルのある人なら、大丈夫でしょう。
ちなみに電動機付自転車扱いなので、年間2000円程度の回自動車税が発生します。
電動キックボードに必要な装備
必要というか、必須の装備だけ明記します。
つまり、付けてないと違反というものです。
道路運送車両法の保安基準を満たす条件としては、バックミラー、方向指示器、前照灯、番号灯、前後のブレーキです。
バックミラーは自転車に付けるようなものでもいいでしょう。
自転車屋さんやホームセンターなどで買えます。
前照灯も番号灯も同様に売ってます。
何なら、100均でも売ってるぐらいです。
ブレーキは付いてるものを購入しましょう。
ですが、前後ブレーキはなかなかありません。
方向指示器もそうそう付いてるものは売っていません。
この2点についてはグレーゾーンですね。
全てクリアーしているものも売ってますが、流石に10万を超えてきます。
値段も原動機付自転車クラスとなります。
電動キックボードの交通ルール
繰り返しになりますが、原動機付自転車扱いですので、交通ルールもそうなります。
警察がどこまで取り締まるか分かりませんが、目立つ違反、捕まりそうな違反を記していきます。
信号無視
キックボードも自転車も歩行者もめっちゃしてます。
自動車やバイクはめっちゃ守ってます。
反則切符を切られるか、笛で威嚇程度で済まされるかの違いですね。
電動キックボードはバイク側ですので、警察がカモだと認知すれば捕まりまくるでしょう。
そうでなくとも、昨今はみせしめとして捕まえる傾向にあります。
そもそも自分自身にもかなりの危険行為ですのでちゃんと信号を守りましょう。
右左折時、歩行者妨害
交差点で右左折する時に直進して渡っている歩行者の間を縫うように走行する行為は違反です。
歩行者妨害にあたります。
これは本人が思っているより目立つ行為であり、人類総記者になっている昨今では、ムカついた歩行者に撮影されて通報、拡散の恐れが一番高い違反行為です。
また、歩行者と接触して加害者となってしまい、高額な賠償金を負う可能性も高い違反行為です。
歩道走行
自転車もそうですが、電動キックボードも車道を走行するとなっています。
とはいえ、車道だと危険な場所もあります。
自動車視点だと、電動キックボードが横にいたらとても怖いです。
風圧で転んで死んでしまいそう。
そういう視点からすると、電動キックボードはかなり危険な乗り物です。
それならば歩道とすると、違反という、前門の虎後門の狼状態です。
歩道でも自転車ならうま味が無いせいか、捕まりませんが、切符を切れる電動キックボードだと警察が野放しにするとは思えません。
無免許と事故、交通ルール違反など合わせ技で、流石に初犯は執行猶予付きでしょうが、逮捕される可能性は大いにあります。
もういっそ、電動自転車の方がいいような気がしてくる不思議な気分です。
電動キックボードに乗るなら、安全運転でいきましょう。