この記事では医療費の制度を広く浅く知ってもらいます。
別記事で一つ一つ詳しく優しく書いていきますが、まずは触りだけでも知識をつけましょう。
100%理解とはいきませんが、0と1では違いますし、当記事で10ぐらいは得られると思います。
お金が心配で病院を行かないお年寄りが増えていますが、ここは日本なのです。
外国ならば救急車を呼ぶだけで数十万かかるようですが、お年よりは敬えな国なのです。
また、病院の一番のお得意様でもあるので、病院が国からがっぽり貰えるシステムが確立しています。
ある意味老人ビジネスですが、その恩恵があるなら受ければいいんです。
ずっと税金を払ってきたのですから!
前期高齢者医療制度
65歳~74歳の方が対象です。
いろいろとややこしく、65歳で説明を受けてもちんぷんかんぷんでしょう。
ここでは分かりやすく乱暴に書いておきます。
国民健康保険や被用者保険が使えますので今までと変わりません。
ただ70歳を越えると2割負担になります。
70歳にしてようやく少し肩の荷が下りるわけです。
ただし、しっかり所得のある人は、今までと変わらず3割負担です。
後期高齢者医療制度
75歳から天国に、人によっては地獄にいくまで適用されます。
医療費が1割負担となります。
もっとも、1割でも75歳となるといろいろ医療費がかかります。
そして、この年になってもしっかり所得がある人からは3割負担して頂きます。
働け死ぬまで働けという悪魔の囁きが聞こえてきそう。
詳しくはこちらに書いてます。
前期・後期高齢者医療制度を分かりやすく説明します

高額療養費
医療費が毎月100万かかるとかだと払えません。
それならもう死にます。老人は瞬く間に数が減るでしょう。
ですが日本は高齢化社会を迎えています。
それは、この制度のおかげです。
毎月の医療費がある程度以上かかると、国が負担してくれます。
分かりやすく言うと、手術や入院などで100万円の医療費が発生しても、あなたは毎月10万以上払う必要はありません。
11万だろうと1000万円だろうと、あなたが払う毎月の上限は10万です。
これがないと手術なんて無理です。
70歳以上になると12000円以上払わなくていいです。
入院してる場合は、個人じゃなく世帯全員での計算になり、44400円となります。
医療費控除
あなたとあなたと同生計の方の医療費が一定額以上ならば、確定申告で戻ってくる制度です。
この確定申告をするというのが味噌で、まあいかないです。
国は払うべきものには手紙やら電話で催促してきますが、貰えるもに対しては、あなたが動かないと貰えない場合が多いです。
ここで年のせいにして行かないのは国の思う壺です。愛国者過ぎます。
同生計というのを利用して子供に行ってもらうという方法もあります。
なので領収書などはとっておきましょう。
詳しくはこちらです。

各種保険会社
あなたが入って長らく無駄に払ってきた保険金が生きる時がきました!
死にそうになってから生きてくるというのもおかしな話ですが、これはきっちり使いましょう。
それぞれの保険サービスで違うでしょうけど、元気なうちに整理して入院の場合、ガンの場合など把握しておきましょう。
どの保険に入っているかはエンディングノートはもちろん、他にも家族がすぐ分かるようメモに書くか、予め保険証の保管場所を伝えておきましょう。
脳梗塞などで急に倒れた場合に変わりに手続きしてもらわないと、保険サービスによっては適用を逃す場合もあります。
保険サービスといっても、ピンキリで、中には詐欺まがいなものもありますので注意して下さい!
毎月掛け金払ってきたのだから、お金が貰えるなんて今の世の中はそんなに優しくないです。
保険サービスもビジネスなのを忘れてはいけません!
詳しく下記事になりますが、この手の保険サービスは大きく書かれた謳い文句ではなく、小さい文字で書かれた注意書きにこそ目を光らせて下さい!
保険勧誘員が優しいから入るとか、そんなのダメです。
優しい裏に潜むものを見抜くだけの経験値があなたは培ってきたはずなんだから。
