数あるPayシリーズの中で頭二つ飛び出してるのが楽天Payとpaypayです。
どちらも強力なバックボーンを有しており、キャンペーン合戦で勝ち残る体力があります。
各種キャンペーンが一段落しており、通常状態となっている状態で比較していきます。
楽天Payとpaypayの還元率比較
QR決済システムの還元率はよく変更されます。
この〇〇Payは還元率高いから使おう! と思って使い続けていたら、いつのまにかクレジットカードの方が還元率が良かったという例が続出しています。
それは楽天Payやpaypayも同じです。
この二つは上手く使えばクレジットカードよりも還元率は良くなります。
なのですが、どちらもカード払いとの二重取りが適用されなくなってます。
以前は二重取りが適用されており、すんごいお得な状況だったのですが、もう撒き餌をする時期は過ぎてしまいました。
ではどちらがお得なのかみてみましょう。
楽天Payの還元率
手軽な楽天カード後払い設定の場合は1%の還元率です。
これだと楽天カードでの支払いと変わりません。
楽天Payがお得なのは、期間限定楽天ポイントを消化できるという点と、ポイント払い設定でも、ポイントが新たに獲得できる点です。
その上をいく方法もありまして、楽天Payからのチャージ(楽天キャッシュになります)です。
楽天カードからの引き落としで楽天Payにチャージすると、チャージ額に応じて0.5%のポイント還元が上乗せされます。
これを加味すると、1.5%還元となり、楽天カード払いするより楽天Payでの利用がお得になるというシステムです。
画像は楽天Pay公式HPからの引用
Paypayの還元率
対してpaypay。
こちらも以前はヤフーカード払いだと、paypay残高付与に加えて、ヤフーカードから別途Tポイントの1%還元がありましたが、今はありません。
PayPayステップというシステムに移行しており、これがまたなかなかお主も悪よのうなシステムですので、理解して使わないと損してしまいます。
その名の通り、還元率がステップアップするシステムなのですが、階層に分かれてます。
下の階層は0.5%であり、多くのpaypayユーザーがここに住んでいます。
この階層だとpaypay払いではなく、普通にヤフーカードで払った(1%還元)方がいいとなります。
次のステップに進むのに、一月の間に300円以上買物を30回をしなければなりません。
尚且つ、月に5万円以上の利用が必要です。
このなかなかのハードルをクリアすると、次の月から0.5%上乗せして1%に昇格します。
昇格したところで、普通にヤフーカードで払った1%還元と同じです。
損しないだけで、得もしていません。
更にヤフー系のサービスを一か月に3つ以上利用で0.5%上乗せです。
上記二つを同月にダブルクリアーすると次月はmaxの1.5%還元となり、カード払いよりお得となります。
詳しくは下記でどうぞ

楽天Payとpaypayの還元率比較まとめ
どちらも最大1.5%で拮抗しているように見えますが、そこに到達するまでの難易度が段違いです。
楽天カードでチャージするだけの楽天Payに対して、月30回以上5万以上Paypay利用はほぼ毎日paypayを使う必要があり専業主婦がスーパーで使うにしてもハードルが高い。
なのでキャンペーンなどを無視した場合は楽天Payに軍配が上がります。
キャンペーンの内容は逆にpaypayが圧倒していますので、キャンペーン時はpaypay利用がいいように思います。
どちらにしても、専用のクレジットカードは必要ですので、楽天カードとヤフーカードは用意しましょう。
特にpaypayのキャンペーンは残高払いのみが目立つようになっており、paypayチャージできる唯一のクレジットカードがヤフーカードですので、paypayを使うならヤフーカードがあった方がいいです。
そして楽天payは楽天経済包囲網の一角であり、楽天カードを使って完成しますので、こちらも楽天payを使うなら必須といえるでしょう。
どちらも新規カード発行ならけっこうなポイントが貰えるキャンペーンをしてますので、作るだけでお得です!
よく使うネットショップでも変わってきます
リアル店舗では楽天payに軍配が上がりますが、よく使うネットショップがヤフーショッピングである、もしくはヤフオクを使うならpaypayとなります。
ましてやソフトバンクユーザーやYモバイルユーザーならこれらのネットショップをpaypayで利用するのが最善手です。
使い切るのが難しいpaypay残高も、ヤフーショッピングなら容易に使い切れます。
paypay残高払いにして、足りない分はヤフーカードで支払うという方法が取れるからです。
1000円の買物をするのに、100円だけpaypay残高で払い、残900円をヤフーカードで払えるのです。
これで期限切れ寸前のpaypay残高も無駄なく消化できます。
対して楽天payユーザーは、やはり楽天市場となるでしょう。
楽天市場での支払いを楽天payでできるものは限られていますが、楽天ポイントがガンガン貯まるので、そのポイントをリアル店で楽天pay支払いするのがベストです。
これなら、GETしたポイントで新たなポイントが生まれます。
楽天payの地味に凄いところはポイント払いでもポイントが貰えるところなのです。
その他の〇〇payとの比較

Payシリーズの先駆けであったオリガミPayはキャンペーン戦争に耐えるバックボーンが無く、メルペイに吸収されました。
かなり厳しい状況でしのぎを削ってるのが、〇〇Payの世界です。
他のPayは通常時の還元率が0.5%や0.3%などが多く、条件を満たせば跳ね上がるものもありますが、これもいつまで続くか不透明であり、いつ消えてもおかしくない状況です。
例外として、auユーザーならaupay、ドコモユーザーならd払いに特化するとお得となります。
そういう意味ではソフトバンクユーザーならpaypayで色々とお得になる側面があり、楽天Payが最強というわけではありません。